パソコンやスマホをしていると目が乾きやすくなります。その原因は、大きく2つあります。まばたきの回数の減少と目の疲れです。
まばたきの回数は、1分間に18回くらいなのですがパソコンやスマホの画面を集中してみていると、まばたきの回数は、半分以下に減ってしまいます。
目は涙の膜に覆われ、乾燥から守られていますが、その涙の膜は、まばたきをするときに新しく作られます。しかし、まばたきの回数が減ると、新しい涙の膜が作られず、目は乾燥してしまいます。
なので、パソコンやスマホなどをしているときには意識して、まばたきをすることで、目の乾きを防ぐことが出来ます。
目が疲れると目が乾きやすくなる

涙は、内側から涙を目の表面に留めているムチン層、涙の液を溜めている涙液層、蒸発を防いでいる脂層の三層構造をしています。
目が乾いてしまうのは、涙の蒸発を防ぐ脂層が減少している可能性があります。脂層が減少し、涙はすぐに蒸発してしまうため、目が渇きやすくなってしまいます。
そんな、涙の乾燥を防いでいる脂層を作っている脂分は、まぶたの縁にあるマイボーム腺という器官から分泌されています。
しかし、長時間のパソコンやスマホをすることで、目の周りの筋肉がこり固まってしまい、マイボーム腺からの脂分の分泌が阻害されます。
このように目の疲れが溜まると、涙の乾燥を防ぐ成分の分泌が減し、目が乾きやすくなってしまいます。